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禁煙外来の真実に迫る!診察費用や成功率のまとめ

タバコの値上げをうけて、禁煙外来の受診患者数が急増したことで全国的に禁煙補助薬の供給が不足したという事もあります。今も治療のために病院に通っている人は多いでしょう!

禁煙外来にて禁煙治療を受ける為には、患者側に各種の条件が必要とされ、これらの条件を全て満たした場合にのみ、禁煙治療を行う事ができる

①患者自らが禁煙を望むこと
②ニコチン依存症診断用のスクリーニングテスト (TDS) を行い5点以上の診断された者
③喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けた値が200以上であること
④治療方法に関しての文章を読み、承諾すること


治療禁煙外来で用いられる禁煙薬はあくまでも禁煙補助剤であり、医師や看護師などによるカウンセリング療法が禁煙成功率を上げる鍵となる。

禁煙補助アイテムとしてパッチタイプと内服薬があるが、チャンピックスという、薬が出ています。この薬のいいところは、ニコチン成分が一切含まれておらず、ニコチンの受容体チャネルをブロックする、といった新発想の画期的な良薬です。
しかし副作用として、吐き気や変な夢を見ます。

薬もタバコを吸うのに比べたら、禁煙外来は安いです。特にチャンピックスは、タバコをやめられない人間にとって、最後の希望です。

一定の基準による条件付きではあるものの、条件を満たす喫煙者には健康保険の保険適用がされています。標準的な費用面は、ニコチン依存症として保険適応となった場合には、診察料及び保険薬局などでの処方を含めて、ニコチンパッチを使用すると自己負担金は約12、000円、バレニクリンでは約18、000円となる(いずれも3割負担額、2011年12月現在)
さらに禁煙を推進する一部企業によっては、費用面の軽減措置が計られることもある。なお、用量や期間、調剤内容や診療機関や診療報酬などにより 費用は異なります。

診察の目安
1)検査費用は保険適用のため2000円から3000円。その後の診察は1回420円。
2)検査時間は30分位(きちんとしたデータを取るのに慣れが必要で時間がかかる場合もあります)。
3)肺機能検査(肺活量とは別に計ります。吸う息の量・吐く息の量・含まれるニコチン濃度等)
4)最初の1週間は「チャンピックス」を飲みながら喫煙します。

すると、脳のニコチン受動体が薬でブロックされるため、タバコを吸ってもおいしくありません。とってもまずいです。なので徐々に減っていきます。2週目から完全に禁煙します。2週間ごとに診察を受けます。

ちなみにニコチンパッチは再び喫煙者になる確率が50%超えるのと、皮膚が弱い人はかぶれるため現在は使っていないそうです。禁煙開始後の効果としては、微量のセロトニンを分泌してつらい離脱症状や喫煙欲求をやわらげてくれます。
また万が一再喫煙してしまってもニコチン依存症の状態に逆戻りするのを防いでくれる効果もあります。

でも、この薬は副作用もつらいです。
至極稀ですが意識障害の報告もあるので車を運転される方には推奨されません。

本当の勝負はチャンピックスの服用期間が終わってからです。
そこから9ヶ月以内に約半数の人が再喫煙してしまうそうです。

禁煙外来は禁煙を始めるきっかけに過ぎません。
やっぱり禁煙に強い意志は必要です。



タバコ依存症スクリーニング (The Tobacco Dependence Screener;TDS)
該当する項目に1点をプラスします。5点以上で煙外来による治療が可能です。

1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
2.禁煙や本数を減らそうと試みてできなかったことがありましたか。
3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
5.上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
6.重い病気にかかって、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
7.タバコのために健康問題が起きていることがわかっていても吸うことがありましたか。
8.タバコのために精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがありましたか。
9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

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