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たばこの喫煙によって起こる血管の病気について

喫煙によって死亡する危険性が高くなる血管の病気としては、くも膜下出血、動脈瘤、高血圧による心臓の障害、胃潰瘍などが挙げられます。

血管の病気への影響は?
タバコの煙から血液中に流れ込んだ一酸化炭素や、タバコの煙に含まれる成分から体内で作られたフリーラジカル(「活性の高い分子」の意味)や活性酸素は、血管の内側の細胞を傷害して動脈硬化をはじめとしたさまざまな血管の病気を生じさせます。

その中でも特に、心臓自身に血液を供給する「冠動脈」が動脈硬化を起こして詰まってしまう心筋梗塞などの虚血性心疾患が重要です。

日本人の食生活が欧米化し、若い人たちの脂肪の摂取量が増加して欧米人に近くなってきていますので、これらの若い人たちが中高年になった時にはこのような虚血性心疾患の危険性はますます大きくなると思われます。

喫煙によって死亡する危険性が高くなる血管の病気としては、くも膜下出血、動脈瘤(動脈の壁が薄くなって血管が広がり、破裂する)、手や足の血管の動脈硬化によって血流が悪くなって手先や足先が腐る病気、高血圧による心臓の障害、胃潰瘍などが挙げられます。

胃潰瘍は、喫煙によって胃の粘膜の血流が悪くなるために、病状が悪化するのです。「血管は全身にくまなくめぐっていますから、血管を障害する喫煙は、全身を障害すると言っても過言ではないでしょう。


禁煙すれば血管の病気の危険性も減る
喫煙によって虚血性心疾患で死亡する危険性は、日本や欧米での報告から、1日20本程度吸う人で、吸わない人に比べておよそ2倍前後と考えられます。

40本以上吸うと5倍以上になるとも言われます。肺がんに比べると小さいようですが、脂肪摂取過多、運動不足、肥満、高脂血症などによって、今後、虚血性心疾患が増加すると考えられていますので、喫煙はその死亡の危険性をさらに上乗せするために重要な意味を持ちます。

禁煙すると、虚血性心疾慰による死亡の危険性は徐々に減ります。非喫煙者のレベルに下がるには5~10年以上かかるようです。もちろん、吸っていたタバコの本数が少ないほど、早く禁煙するほど、すみやかに危険性は低下します。

血管の動脈硬化自体は、いったん生じるとなかなか治ることは難しいと思われます。しかし、喫煙は、血管を収縮させることや、赤血球が細い血管を通り抜けるために変形する能力を低下させること、血小板を固まりやすくさせることなどを介して、心筋梗塞の発作を起こしやすくしています。したがって、禁煙すればこれらの影響はなくなりますので、ぜひとも禁煙しましょう
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