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禁煙できない人は周りの意見を聞かずにタバコが良いと信じている

禁煙できた人もそうでない人も、一番多い禁煙へのきっかけは、体調不良や、かかりつけの医師からのすすめでした。約6割の方が、これを理由にして禁煙をはじめています。

ところが、成功した人との差が出たのは、「身近な人からの忠告」に対する反応の項目でした。
禁煙成功者のうちの二割は、「身近な人からの忠告」を禁煙のきっかけにして禁煙をはじめました。

ところが、禁煙不成功者で、この忠告に耳を傾け禁煙をはじめた人はほとんどいないのです。この差は何を物語るのでしょうか?
「素直に耳を傾けることができる人は、禁煙しやすい」といえるのではないかと思います。はじめから耳をふさいでいたのでは、何も聞こえてきません。聞く耳を持ってこそ、あなた自身へのお役立ち情報も手に入れることができるのです。

タバコを吸っているときに、「タバコは体に悪いよ」という情報が流れてきたら、あなたはどうしますか?
「やめる気はないし、恐いから聞きたくない」、そう言って、耳をふさいでいるようなら、いまは禁煙できません。
いい話も悪い話も、一応聞いてみましょうよ。そこから「吸うか吸わないか、自分で選択する」可能性が生まれるのです。何も知らないでいては、選択肢もありませんものね。

この「素直に耳を傾けてみる」ということができるようになると、成功に向けて知識を吸収する力もついてきます。

成功者は、「タバコの有害情報に敏感」であり、「受動喫煙などの周囲への迷惑」に気を配り、たいていの人が、すでにホタル族か台所換気扇族として生きています。

そして、厳寒や酷暑のベランダで不自由に吸うたびに、「そろそろ、やめようかな」と、自問自答しています。これが大切なのです。この積み重ねが、あなたを禁煙成功に導くのです。

よく考えることは、決して難しいことではありません。日々の流れの中で、じっくりわが身を振り返り、自分と家族の将来を想像する。たったそれだけのことが、あなたに苦しくない禁煙を約束してくれるのです。そうして毎日過ごしてきた禁煙成功一歩手前の喫煙者が「タバコ情報」に素直に耳を傾け、正しく聞き取る力を身につけたらもう、禁煙は半分以上成功したことになるでしょう。


精神力をつかって禁煙してはだめ
精神力をつかって禁煙すると、「タバコはストレスを解消してくれる」「タバコを吸うとリラックスできる」という幻想が、さらに強くなってしまう。
仕事で集中力が求められるとしよう。このとき精神力で禁煙していると、頭の半分は「タバコが欲しい」と言い、残りの半分は「吸ってはいけない」と言う。

そんな状態で仕事に集中などできるはずがない。だから、「タバコは集中力を高めてくれる」と信じている人は、それが正しいとさらに誤解してしまうのだ。
この点について実感のわかない人は、次のような連想をしてほしい。

あなたが、転職しようと新しい仕事の面接に行くとする。面接官がこう言ったとしよう。
「この仕事は高度な集中力を必要とします。喫煙で集中力が増すことは、一般的に知られています。あなたはタバコは吸わないようだが、この仕事に就いたらタバコを吸っていただきたい。実際の仕事で集中力が求められたときに、その本当の理由を理解していただけるでしょう」
もちろん、こんな面接は実際にあるはずはない。

胸が痛んだので医者に行ったら「月曜の朝に総合病院へ行って精密検査を受けてください」と言われたとしよう。タバコを吸う人も吸わない人も、月曜の朝、不安な気持ちで目を覚ますはずだ。
ところがタバコを吸う人は、さらに大きな不安を感じる。その理由はふたつある。
ひとつは、「タバコはからだに良くないという警告を無視していたために、ガンになったのかもしれない」という不安があるから。

もうひとつは、睡眠中の8時間、ニコチンを摂取しなかったので「小さい悪魔」がおなかが空いたと泣いているため。

精神力で禁煙した人は、「タバコをやめられた」ということが、いつわかるのだろうか?
もし「一年間タバコをやめる」という目標を立てたなら、一年吸わずにいて初めて目標達成といえる。

しかし、もしあなたの目標が「一生タバコをやめる」だったら、死ぬ間際になるまで目標を達成できたかどうか、わからない。
それに、目標が達成した段階で死んでしまっては、それを知ることも喜ぶこともできない。死んだ人に携帯電話をかけてきて「おめでとう、ニコチンの罠から抜け出せましたね!」と言ってくれる人は、だれもいないのだ。


タバコを吸って幸せな人などこの世に存在しない
チェーンスモーカーが、自分の子どもに「タバコの罠にはまるな」と言いたくなるのは当然だ。しかし、ときどきしかタバコを吸わないで幸せそうにしている人も、自分の子どもや孫とタバコの喜びを分かち合おうとはしない。
一日二本だけなら、健康面でのリスクや経済的な負担は限られている。

タバコを吸う人はみな嘘つきだ。
ふだんは正直で善良な人も、タバコとなると嘘をつかざるを得なくなる。
「喫煙は危険で不潔でお金のかかる趣味だ」ということはわかっている。
「自分は罠にはまっていて、どうやって抜け出したらいいかわからない」ということにも、薄々気づいている。

しかし、スモーカーは事実から目をそむけているのだ。
タバコに火をつけるたびに、「不潔な煙を肺に満たしている」とか「この一本がガンを引き起こすかもしれない」とか「一生に1000万円をタバコに費やす」と考えれば、その一本がおいしいという幻想さえも持てないだろう。

また「自分は喫煙するような、愚かで弱い人間だ」という気持ちがどこかにあるので、自尊心を保つために、そして他人から軽蔑されないためにも、なぜ吸うのかという情けない言い訳をでっちあげるのだ。

しかし、その言い訳は子どもでも嘘だと見抜けるものばかりなのだ。
ではなぜ、たまに吸うだけの「ときどきスモーカー」もタバコをやめたいと思うのだろうか?
飲み会などで、「ときどきスモーカー」の言動を観察してみればよい。「一日五本ですむ自分はラッキーな人間だ」と自慢しているはずだ。しかしよく見ると、ほかのスモーカーと同じように続けざまに何本も吸っているではないか。

喫煙がそんなに楽しく、心の支えになっているのなら、どうして吸う本数が少ないことを自慢するのだろうか?
もしこう言ったら、どう思うだろうか?
「一週間グリーンピースを食べなくても平気なんですよ」。
どうしてこんなことを言うのだろうか?本当にグリーンピースのことを何とも思っていないのか?もしそうなら、どうしてわざわざそう言うのか?


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