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喫煙者と禁煙者が対立・問題となる場所は飲食店

ドラマや映画の撮影でも女優。男優の「タバコ待ち」は慣例というし、駅のホームには喫煙所、新幹線列車にも喫煙ルームが設けられてるし、日本においてはそんなに吸うのに苦労するだろうか。

禁煙ファッションなどという表現をしているのを、ちらりと読んだことがある。 道を歩けば必ず、スパスパ吸いながら歩いている人とすれちがうのだが。路上喫煙禁止区域と表示されたところでも。そしてそこで吸っている人も、周囲の人からあたたかく受け入れられていて、魔女視されているようにもお見受けしないが。 ドラマや映画の撮影でも女優。男優の「タバコ待ち」は慣例というし、駅のホームには喫煙所、新幹線列車にも喫煙車両か喫煙ルームが設けられてるし、スウェーデンでならいざしらず、日本においてはそんなに吸うのに苦労するだろうか。民営化されたとはいえ、もともとタバコ会社は国営だったから、タバコを吸うという行為を認める雰囲気が国民全般にあるような気がするが。

※スウェーデン=他の機内が吸える頃から早々にスカンジナビア航空機内もアーランダ空港も禁煙。教会は言うまでもなく、喫茶店、公園、レストラン、ミュージアム、美容院など、全面禁煙が原則。タバコ一箱は十円弱。

「吸える店がないっと怒りをぶちまける人もいる。「喫茶メインの店」で「吸えない」って「マクドナルド」以外、どこにあるのか? 「エクセルシオール」も「ドトール」も「スターバックス」も「ファーストキッチン」も「ケンタッキーフライドチキン」も 「タリーズコーヒー」も「上島珈琲店」もすべて吸える。野菜が多くてヘルシーをウリにしている「サブウェイ」でさえ吸える。ファーストフードチェーン店でない喫茶店なら、すべてといっていいくらい吸えるし、地方都市だと、吸えないどころか、禁煙席自体が存在しない店ばかりだ。

ましてや「食事メインの店」となると、吸う席と吸わない席に分けてある店がめずらしいくらいで、「酒メインで食事する店」となると、 「吸わない店がない」というかんじがするが。 全国に先がけて神奈川県が「受動喫煙防止条例」を出したというので、神奈川県に酒を飲みに行ったところ、どこもかしこも軒並み「吸える」店だった。分煙の店さえ、見つけられなかった。

先日も、ある和食店に入ろうとして、禁煙席はあるかと尋ねたら、「みんな吸うよ。いやなら帰ったら」と言われた。その眼光のするどさ。今思い出しても身が疎む。それこそ白い目で見られた。 吸う人は白い目で見られてるかなあ? そうかなあ? どっちかというと、吸う人のほうが威風堂々として、吸わない人が吸う人に遠慮して肩身を狭くしている場面に出くわすことが、私個人の体験では、多いのだが、ともかくも「吸う人を魔女扱いする」「吸わない人が吸う人に石をぶつける」 「禁煙ファッション」だとムッとしたのであれば、「吸う人」は、どこでこういう感情にならされたのだろう。

火薬庫や集中治療室で吸いたいわけではないだろう。「ニトログリセリン貯蔵室でスパスパ吸って、吸殻をポイ投げしたい、個人の自由だ、エイエイオー」と主張しているわけではあるまい。 一人で自室にいるときに、道を歩いていた「吸わない人」が窓から部屋の中に顔を つっこんできて、「タバコなど吸いおって、この魔女め」と言ったり、「石をぶつけて やろうか」という視線を向けたりしたわけでもないだろう? 「世の中は禁煙ファッションではないか」というような気持ちになったのは、自分の家 の外にいるときでは?

また、「吸わない人」が「吸う人」に対して、「なんだよ、無神経だな」とムッとし たのも、自分の家の外にいるときでは? 家の外といっても広いが、火薬庫やニトログリセリン貯蔵室や手術室や保育器ルームではなく、吸う人vs吸わない人の喧嘩や、吸うか吸わないかでのマイナス感情というのは、ようは大半が飲食店でおきているのではないでしょうか?つまり「喫煙vs禁煙」の主たる現場は、飲食店ではなかろうかと、つくづく思ってしまう。

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