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タバコの害には主流煙と副流煙の2つが存在する

タバコの煙には本人の吸う主流煙と700度の火元から立ち上る副流煙とがあります。

主流煙には4000種類の化学物質と、200種類以上の有害物質が含まれていますが、副流煙にはそれらの物質が主流煙以上に多く含まれています。主流煙は酸性なのに対し、副流煙はアルカリ性で刺激が強いものです。タバコを吸わない人だけでなく、喫煙者自身も「他人のタバコの煙は嫌い」というのは、煙に含まれるアンモニアなどの刺激が強いからです。

非喫煙者がこの副流煙や喫煙者の吐煙を吸わされることを受動喫煙といいます。間接喫煙、強制喫煙という言い方もあります。単に不快に感じるだけでなく、急性、慢性のさまざまな健康障害を引き起こすので問題とされるのです。

受動喫煙により、副流煙が目や鼻、のどの粘膜に当たり、鼻腔を通して肺に吸引されます。粘膜症状としては、目のかゆみ、痛み、涙、まばたき、鼻詰まり、くしゃみ、鼻汁などがあります。気管への刺激により咳も出ますし、一酸化炭素(CO)を吸い込むため頭痛も引き起こされます。ニコチンの影響で血管が収縮するため、皮膚の温度が低下します。煙に慣れている喫煙者はすぐに回復するのに比べ、慣れていない非喫煙者は回復が遅れ、なかなか元の皮膚温に戻ることができません。

また受動喫煙が続くと血液中のヘモグロビンに副流煙の一酸化炭素が結合してしまいます。ヘモグロビンは本来、酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素によりその酸素運搬能力が低下するのです。これらは副流煙のニコチンや一酸化炭素の悪影響が、非喫煙者の全身に及ぶことを物語っています。

コンタクトレンズをつけている人は副流煙の細かい粒子が眼球とレンズの間に入り込むので、目がとても痛く、かゆくなります。コンタクトレンズをつけている人は、外食時に喫煙者と相席にならないように、職場で煙害を受けないように気をつけなければなりません。

一般に副流煙を2秒間吸っただけでも、心拍の増加、血管の収縮、呼吸抑制が認められます
狭心症の既往のある人は、受動喫煙によって心筋梗塞の発作が引き起こされることがあるので注意が必要です。気管支ぜんそくの発作を起こす人も、副流煙が発作の誘因になることがあるので気をつけなければなりません。

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