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タバコは日本の農家で栽培していて絶対に売れる作物だった!
日本製タバコの原料である葉タバコって、どこで栽培されているのでしょうか? タバコを吸っていて疑問に思うことだと思いますが、意外と知らない人も多いです。 海外から輸入されていると思っている人もいると思いますが、日本製のタバコは、国産と海外産の葉タバコを使用しています。 国産葉タバコは2007年産の買い入れ実績で合計3万7803トンになります。海外産の葉タバコに関しては輸入国、量とも一般には公表していません。 国産葉タバコの買入実績でいうと、 1位:熊本県(4191トン) 2位:宮崎県(3805トン) 3位:青森県(3676トン) 4位:岩手県(3674トン) 5位:鹿児島県(2705トン) となります。 葉タバコには幾つかの種類があります。バージニア、オリエント、バーレーとか呼ばれる種類が幾つかあり、それらは違った味と香りを持っています。 実は全国40府県で栽培されているそうなので驚きです。 なかでも多いのは九州、東北。地域特有の種類とかも「在来種」と呼ばれて各地に存在します。 同じ種であっても、栽培される地域によって味と香りが違ってきます。日本産のバージニアとインド産のバージニアでは味も香りも違ってくるのです。 そして当然、葉タバコの加工・熟成方法でも味や香りが違ってきます。 ちなみにタールやニコチンももともと(タバコという植物の)葉に含まれていますが、 効率よくニコチン中毒にさせる為にさらに吸収しやすいニコチンが添加されていることもあります。添加物のかたまりです。 では葉タバコ栽培に適したほ地とは? 葉タバコの栽培には、日照、通風、排水対策のよいほ地を選択することです。 全国的には、土壌は黒ボクから砂土まで様々な土壌で栽培されており、一般的には耕作不可能な土壌はありません。 ただし、葉タバコは好気性作物のため、最も葉タバコ耕作に適した土壌とは、 (1) 土性は砂壌土~壌土 (花崗岩土壌が好ましい) (2) 通気、排水の良い土壌構造 (3) 適度の保水力を持つ (4) 葉タバコが必要とする養分を適量含み、養分保持力の良い土壌 (5) 適度の酸度(pH5.5~6.5)の土壌条件 だれでも葉タバコの栽培ができるのでしょうか? 他の作物とほとんど栽培自体は変わりません。 葉タバコが他の作物と違う点は、収穫対象が”葉”であり、その葉を”乾燥”することです。 葉タバコは、1株の全葉(17~18枚)が一度に成熟はせず、下位葉から上位葉にかけて徐々に成熟 していきます。その為それぞれの着葉位置(下葉、中葉、合葉、本葉、上葉)にあった収穫適期があり、葉の成熟具合を見ながら収穫していきます。また乾燥するときは、乾燥室が必要です。 共同乾燥施設がある地域では共同で乾燥室を利用することができます。 葉タバコ農家が生産したタバコはJTが全量を買い取るように契約でなってます。 必ず売れる作物ですから農家にとっては大事な収入源です。タバコは価格が安定してますから、市場の動向に左右されずに安心して農業ができます。 タバコ税増税でそれらの収入が激減するのは間違いないですから何らかの補填が必要になるかもしれません。いわゆる農家の所得保障というわけです。 自家栽培して葉巻を作ろうとかは思わないでくださいね。葉タバコの栽培はタバコ事業法の定めによって、JTと契約した農家だけが原料用として栽培することができ、契約農家には種子が無償で配付される。 またタバコ事業法は、原料として使用できないものを除き、農家が売り渡す葉タバコ全量の購入をJTに義務づけています。無断で栽培など発覚すると罰せられます。 |
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