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慢性気管支炎や肺がんになる原因がタバコの喫煙とは限らない

慢性気管支炎は多くの要因によるものであり、潜在的要因の相対的比重を考えることは非常に困難であり、 したがって喫煙がどの程度に影響するのかを把握することはほとんど不可能に近い。しかし肺がんは依然として重大な議論の対象となっている。

喫煙を原因とする肺癌が増えているというが、平均寿命が延びれば癌で死ぬ者が多くなるのは当然だ。今はなくなってしまった『朝日新聞』の日曜版だが、その「みんなの健康」という欄で「肺がん」が取り上げられたことがある。「国際肺癌学会によると、世界で1年間に発生する肺がん患者66万人のうち、喫煙が原因とされる人は9割に上る。

タバコを吸う人は吸わない人より、リスクが数倍から十数倍も高いという。ところが後のほうでは、「東京から肺がんをなくす会」がのべ1万3千人を検査したら、52例の肺癌が見つかり、うち46例が肺の奥の方にできる「肺野型」で、「タバコとは関係が薄いと見られている」というのだ。

そして「日本人男性の肺がんの40%、女性の70%以上を占める肺がんは、このタイプが多い」とある。ということは、男女の肺癌発生比率を同数と仮定しても、55%が「タバコと関係が薄い」肺癌だということになる。しかも52分の46である。先の「9割」というのと数字が違いすぎないか。

タバコを吸っていると健康に悪影響があることは事実です。しかしこの世には健康に良くないことなどほかにもいくらでもある。都市の空気が汚染されているのは、タバコではなく自動車の排気ガスが原因だろう。

ほかにも、過重労働、酒の多飲、満員電車通勤のストレス、肥満、ファーストフードの蔓延は健康に悪い。特に最後のものなど、いくらタバコを規制してもその効果を打ち消して現在の若者の寿命を縮めるだろう。いや、当人が病気になるのは当人の責任だからいいが、タバコは周囲の人びとに迷惑をかけるから許せないのだ、と禁煙運動家は言う。

この「迷惑」のうち、身体に害を及ぼす、という面と、不快である、という面とがある。後者についていえば、何をか言わんやである。嫌煙権が認められるなら嫌ブス権も、嫌オバタリアン権もあってしかるべきだろう。

だいたい電車内で、携帯電話の使用はご遠慮くださいとアナウンスが流れているのに平然と用いている連中がいる以上、車内で喫煙しても良い道理になるし、だいたい電磁波の害はちゃんと論じられているのか。「優先席付近では電源をお切りください」とアナウンスが流れているのに、その優先席に座って携帯で話している者もいる。騒音はどうか。

路上喫煙が禁じられている御茶の水駅から駿河台の明治大学までの周辺は楽器店やCD店が林立して、轟音といってもいい音楽を流している。なぜ喫煙がいけなくて騒音はいいのか。

エレベーター内でものすごい匂いの香水をつけたおばさんと一緒になるのだって、不快。書店やコンビニにエロ本が平然と置いてあるのも不快な人がいるだろう。クルマはどうか。クルマが他人に及ぼす迷惑たるや、タバコの比ではない。何も排気ガスだけではない。直接殺傷を引き起こす「走る凶器」なのだ。低公害車の普及が図られているが、事故による殺傷はそれとは無関係だ。

歩行中喫煙をしていると走ってきた子ども同じ。ましてやラヴホテルヘ行くためにクルマを走らせるのなぞ論外だし、酒宴果ててタクシーで帰るなんてのも、そう。実に多くの人間が「娯楽」のために「走る凶器」に乗っていながら、たかがタバコの煙くらいで騒ぐという、この理不尽さもまた、ファシズムの特徴であり、「民族浄化」の掛け声と、「喫煙者を減らせ」とはよく似ている。 だいたい国民の健康状態に気を配ろうと言うなら、まず労働基準法の厳正な遵守を企業に行わせて過労死などということをなくし(サーヴィス残業には更生労働省が乗り出したようだ)、都市部への自動車の乗り入れを規制し、米国並に酒類の販売も規制する、といった ことのほうがよほど重要だろう。

喫煙が慢性気管支炎を引き起こすかどうかについては、 しだいに正しく理解されるようになってきた。このような主張は証明することが非常に難しい。というのも、多くの気管支炎患者は治療を受けず、記録に残らず、また疾病の程度の差が大きいからである。

ある種の職業(アスベスト労働者、坑夫、研磨工)、ある種の社会階層(スラム)、ある年齢層(赤ん坊や高齢者、後者では外的要因によるというよりむしろ血液の循環が悪いため)に患者が多いことは、ほとんどの人に受け入れられている事実である。

慢性気管支炎は多くの要因によるものであり、潜在的要因の相対的比重を考えることは非常に困難であり、 したがって喫煙がどの程度に影響するのかを把握することはほとんど不可能に近い。しかし肺がんは依然として重大な議論の対象となっている。一般に受け入れられている推定によれば、発がん要因により臨床的ながんとして現われるのに20年の潜伏期(遅くとも)を要すると言われている。

仮に喫煙が決定的な要因であるとして、多くの喫煙者が20歳で喫煙を開始していたとしたら、40歳頃から喫煙者に急激な肺がんの増加が見られるはずである。デンマーク保健省の40~ 50歳の死亡統計によれば、男性76人と女性50人とが肺がんのために亡くなっている。これらの人たちがタバコを吸っていたかどうかの記録はない。50~ 59歳ではそれぞれ272人と197人であった。60歳以降では他のすべての原因による死亡の増加により、〔肺がん死〕だけの急激な増加は見られない。それどころか、喫煙との関連はまったく示されていないのである。

喫煙ががんの原因であるということは、けっして明らかにされていない。一生のほとんどを高濃度のタバコの煙の中で生活させるモルモットのような動物実験においてさえも、研究者は肺がんをつくりだすことに成功していない。肺がんの患者で、単にタバコ煙だけを吸って他のいかなる汚染物質にもさらされずにいた人はいない。

そのため、喫煙が本当に肺がんの進行に責任があるかどうかを明らかにすることは不可能である。それどころか、肺がんは、タバコをまったく吸ったことのない人々にも生ずるのだ。
喫煙とがんとの関係はあくまでも統計的なものである。特定のグループで喫煙者の多くが肺がんで亡くなっていたとする。このことは因果関係の証明のように述べられているが、論理的な根拠とはならない。たとえば脳卒中の減少と出生率の低下とが同時に見られる……といった偶然の一致は、因果関係ではありえないのである。

ところがアメリカの公衆衛生総監とイギリス王立医師協会や他の主だった自然科学系の学会は、 これらの統計的な一致を因果関係の証明と見なしている。その印象が非常に強かったため、現在、それは議論の余地のないものとして広く受け入れられている。このことを基礎に何百万、何十億の人々が将来「喫煙によって死ぬ」と推定されるようになっている。

たとえば、1990年4月にオーストラリアのパースで開かれた第7回タバコと健康世界会議で、WHO顧間のペト博士は「2.5億人が最も意義のある壮年期(35~69歳)にタバコの犠牲となって亡くなるであろう」と主張した。このぞっとする話は直ちに全世界の報道関係者に伝えられた。この暗示は、喫煙をやめれば同数の人たちの命が助かるという意味を含んでいる。ここで疑間になるのは、一体どのくらい寿命が伸びるのか、 ということである。


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